2015.03.07

ゆきひら鍋がこしらえてくれた優しくて懐かしい味『ゆきひらの話』


風邪の思い出

今日は風が冷たい一日でした。
窓を開けて洗濯物を干そうとしたら、大きなくしゃみを二つ。
風邪かな…ちょっと心配。

最近は風邪をひかなくなったけど、
子供の頃は毎年のように風邪をひいて寝込んでいました。
その度に母がつきっきりで看病をしてくれて、
お粥を作ってくれたり、家族がアイスやプリンを買ってきてくれたり。
病気になるとなんだか言い知れない不安が襲ってきて
いつも以上に甘えたり優しくされたくなります。
そして、家族は言わなくても優しくしてくれるんですよね。
子供の頃は、知らず知らずのうちに守られていたんだなって
今更ながらに有り難く思い出します。




『ゆきひらの話』

小さくて古い一軒家におばあさんが一人で住んでいました。
おばあさんは長いこと熱がひかず、頭も痛くて寝込んでいました。
「こんなときに、だれかがいてくれたら…」
すると、台所の方でコトコト音がしました。
誰かきたのかしら?
それは、戸棚の奥に仕舞い忘れられていた懐かしいお鍋だったのです。


「ぼく、ゆきひらです。」
そう言っておばあさんの目の前に現れたお鍋は、
おばあさんが子供だった頃お母さんがいろんな料理を作るのに
好んで使っていたゆきひら鍋でした。
お粥や熱いスープよりも冷たいものが食べたいと言うおばあさんに
「りんごの甘煮をつくりましょう。冷たくしてご馳走しましょう」
と言ってくれるのです。

一人で病に耐えていたおばあさんに、
今は亡きお母さんがくれた優しくて素敵な魔法のように思えました。


2014.02.11

カラスとのティータイム?『山のタンタラばあさん』


『山のタンタラばあさん』

タンタラばあさんはタラの木の下に住んでいる魔法使い。

タラノキ.jpg

タンタラばあさんがおまじないをすると
よもぎで作ったスカートがまあるくふくらんで
タンタラばあさんはふわりと風に乗り、空を飛んでいきます。


山のタンタラばあさんC.jpg

すると、よもぎの香りにつられていつの間にかカラスがやってきました。

そして、なにやら「お茶にしよう」なんて話しているではありませんか。

きゅうにタンタラばあさんも喉が渇いてきました。

おまけにお腹もすいてきたので、
カラスのあとを追いかけてみることにしました。



紅茶の時間、優しい時間

今日は建国記念日で仕事がお休みだったので
部屋でゆったりと過ごしました。

先日の雪がまだ家の前の道路や駐車場には残っていて
風も冷たくてこんな日はやっぱり家にこもるに限ります。

そして今日は頂き物の紅茶で楽しいティータイムを過ごしました。

なんだか今までいろんなことに余裕がなくて、
ゆっくりお茶の時間を楽しむことに久しく遠ざかっていたのですが、
先月お世話になっている方から紅茶を頂き、
最近の休日はいい香りに癒されています。

紅茶A.jpg

紅茶のなんというかあの控えめな香りと味わいが好きなんですよね。

あまり自己主張しない控えめな風味が落ち着くんです。

そういえば、安房さんも紅茶がお好きでいらしたようです。

そして、『山のタンタラばあさん』の物語にも出てきた
紅茶のお供カステラと一緒にいただきました。

紅茶にカステラは初でしたけれど、美味しかった。

カステラの甘さが紅茶に合うな〜と思いました。

紅茶とカステラ@.jpg
あ〜素敵なティーカップが欲しい…

今日は冷たい風が吹く寒い日でしたが、
温かいものを頂いて体も心も暖まり幸せな休日になりましたo(^▽^)o



2014.02.08

亡き娘を想うおやじさんのおでん屋台『雪窓』


『雪窓』

山のふもとに、おでんの屋台がでました。

雪窓@.jpg

お店の名前は『雪窓』。

愛想のいいおやじさんと助手のたぬきで切り盛りしている屋台です。

ある晩のこと、若い娘のお客がきました。


雪窓A.jpg


十年も前に死んでしまった娘の美代にどことなく似ています。

生きていればこのくらいの年格好でしょう。

そして、娘が越えてきたという峠の向こうは、
美代に関わりがある場所だったのです。

おやじさんは娘の忘れ物を届けようと
たぬきと一緒に屋台を引いて峠を越えることにしました。


山道.jpg


親の愛は、見返りを求めない無償の愛なのでしょうね。

そして、子供はその想いを当たり前と思わずに、
産み育ててくれた感謝を忘れてはいけないのだと思わされました。

父と娘が互いに思いやる気持ちが、優しく表されている作品だと思います。


父の誕生月

2月になりました。

今日は一日雪が降り続いています。

まだまだ止む気配はなく、横なぐりの大粒の雪が降っています。

雪.jpg

部屋の中から見る雪は綺麗なんですけれどね…。

立春とは名ばかりの2月は本当に苦手。

今日は外出の予定をキャンセルして部屋で過ごしました。

これから雪が止んだあとも路面の凍結には注意しないと
いけないですね。

月曜日まで雪の影響がありそうで憂鬱…。

みなさんも外出時には足元にお気をつけ下さいね。


そんな苦手な2月は他界した父の誕生月でもあります。

もう誕生日は過ぎましたがその日は懐かしく穏やかな気持ちで
父のことを思い出しました。

正直、父親も苦手だったな〜(笑)

こんなふうに父の誕生日に父の事を思い出すのは、
父が他界してからです。

職人気質で気性が荒くて、いつも怒ってばかりの父を理解できず、
お酒を飲むと荒い気性は余計に酷くなるので、
ますます嫌いになっていきました。

亡くなる前、一年ほど脳梗塞で倒れて入院生活をしていた時、
はっきりしない意識の中で時折言っていたのは、
「何にも残してやれなくて悪かったな」と言う言葉でした。

そう言う時の父はいつも泣きそうな声と顔になりました。

父は家族を思いながら生きていたのだと気づいた時、
育ててもらっていることに感謝することなく生きて、
父を拒絶し、優しく出来なかったことを後悔しました。

きっと、私が表面的なことにしか目がいかなくて、
父のことを分かろうとしなかったのかもしれません。

家族とのコミュニケーションは下手だったけれど、
一所懸命に仕事をして家族を養ってくれていたこと、
不器用な父には家族のために頑張って働くことが
唯一の愛情表現だったのかなと今更にして思います。

幼い頃をよくよく思い返してみれば、
父の膝の上は私の特等席でしたし、
父に耳かきをしてもらいながら寝てしまうのは至福の時だったなと
懐かしく思い出しました。



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