2015.07.19

溢れ出たほたるの群れに見つけた別れた妹との思い出『ほたる』


『ほたる』

妹のかや子は東京のおばさんの家にもらわれて行きました。
「兄ちゃん、さいなら」
そう言って昨日の夕方、列車に乗って行ってしまったのです。
一晩たって、かや子のいないやりきれなさに気づいた一郎は
かや子が行ってしまった昨日と同じ夕方の駅のホームで
置き去りにされたトランクを見つけました。
その大きなトランクの上には小さな女の子がいたのです。
まるで、かや子を思わせるような女の子でした。
そして、女の子がトランクを開けるとたくさんの蛍が溢れ出したのです。

夕暮れ.jpg


ほたるの放つ光はなんだか私には物悲しく見えます。
一所懸命自分の存在を知らせるように光るけれど、
長くは続かなくて消えてしまう。
そして、また光って消えて…。
夕暮れ時の淋しさと、妹を失った淋しさ、
物悲しく儚げな情景が印象的な作品です。

『夢の果て−安房直子 十七の物語』に収録されています。


2015.07.08

優しいひとときでした。

これからは、個人的な出来事や思いはここに書いていこうと思います。



先日栃木県の山間、古民家の佇まいを残したお食事処「東林」さんにお邪魔しました。
友人に誘われたとき、私にしては珍しく「行きたい!」と思いました。

とにかく、人と会うこと、知らない場所に行くことにとてもストレスを感じるので、
これまでもいろんなお誘いを断ってきたのです。

でも、なんだか…今回は行ってみたいなという
楽しみな気持ちのほうが強かったみたいです。

ホッとする笑顔で接してくださったお店の方、
落ち着いた雰囲気の建物と美味しいお料理、
そしてこの日限定のピアノコンサートを聴かせていただいて
あらためて、「来て良かった」と思いました。

ゆったりと穏やかな時間を過ごすことが出来ました。

ありがとう。

東林E.jpg


東林F.jpg


tourin×pianon.jpg

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