2013.12.23

えんとつが無くたって大丈夫!『サンタクロースの星』


『サンタクロースの星』

サンタのおじいさん
 ぼくのいえには、えんとつがひとつもないんです。
 それでもクリスマスには、ぼくのところに
 ちゃんときてくれますか?


えんとつが無い家の子供たちも心配しなくて大丈夫。
えんとつがなくたってサンタクロースは
ちっとも困らないんですから。


サンタクロースは家の鍵を開けられる秘密の魔法を持っているんです。

しろくまから借りた青い光の流れ星。

どんな小さな鍵穴にも入って呪文を唱えると簡単に鍵が開いてしまう。

でも、これは子供たちにクリスマスのプレゼントを届けに行く時だけの
特別な秘密の魔法。


クリスマスが終わるとちゃんと星をしろくまに返すんです。

サンタクロースの星D.jpg

偶然にもこの時期のタイミングで出会ったのが嬉しくて、
じっくり読んでみたいな〜と思ったので、
地元に帰ってから図書館に行って借りてきました。

西東京市中央図書館に行ったとき知った物語です。

絵(新野めぐみさん)はふんわり柔らかな感じがします。

華やかで明るいクリスマスのイメージというよりも、
優しくて暖かくなるような雰囲気の絵とストーリーです。

安房さんがお子さんを持たれてからの作品のようなので、
ご自身のお子さんに思いを巡らせながら書いたのかもしれません。

そう思うと余計に暖かい思いがこみ上げてきました。



2013.12.22

安房直子さんゆかりの場所に行ってきました。

童話作家安房直子さんが生前暮らしていたのが東京の保谷(ほうや)市。

現在の西東京市です。

安房さんは当時の下保谷図書館を利用されることもあったそうで、
いつかは行ってみたいと思っていました。

折しも市内の中央図書館で10月に
『没後二十年、児童文学作家・安房直子さんを偲んで』という
安房さんの作品等を展示した催しがありました。

行きたいなと思ってはいたものの、
展示期間中には行くことは出来なかったのですが、
やっと行ってきました。

初めての西武新宿線。

高田馬場駅から電車に揺られて30分程(急行ならもっと速〜い)、
15駅目の田無駅南口から私の足で5分もかからないくらいのところに、
西東京市中央図書館はありました。

展示されていたものはもう見ることは出来ないだろうと思ってはいましたが、
何か見られるものがあればと思い職員の方に訪ねてみました。

展示に使用していたのは市内にある他の図書館から集めたものが多く、
もう元の図書館に返しているとのことでした。

もう催しから2ヶ月近くも経っているから仕方ないと諦めかけたのですが、
お忙しい中親切に対応して下さった職員の方が
中央図書館で保管されていた作品を拝見させて下さいました。

その方は催しの展示にも携わっていたそうなのです。

西東京市中央図書館 安房作品@.jpg

西東京市中央図書館 安房作品A.jpg


安房さんとはもうお会いすることは叶わないけれど、
これからは遺して下さったたくさんの物語に出会うことが出来ると思うと
幸せな想いで図書館をあとにすることができました。

突然お邪魔したにもかかわらず、
親切に対応して下さった職員のYさんはじめ職員の皆さん、
本当にありがとうございました。

西東京市中央図書館 正面入口@.jpg
図書館正面

西東京市中央図書館C.jpg
図書館裏手(隣接する市役所側から)

2013.12.15

本当に大切な存在に思いを馳せたくなる『グラタンおばあさんとまほうのアヒル』


『グラタンおばあさんとまほうのアヒル』


小さなレンガの家に一人暮らしのおばあさんがいました。

おばあさんはグラタンが好きでいつもグラタンを作っています。

その時使うグラタン皿には黄色いアヒルが描かれていて、
この黄色いアヒルは話ができたり、おまけに魔法も使えて
自分がしているエプロンのポケットから
グラタンの食材を出してあげたりもします。


グラタンおばあさんとまほうのアヒル@.jpg

でも、おばあさんがアヒルに頼ってばかりで
自分で買い物に行かなくなってしまった時、
怒ったアヒルはグラタン皿から出て
おばあさんの家からとび出して行ってしまうのです。

アヒルは新しい居場所を探して、
若い奥さんの家のやかんに入ってみたり、
小さな男の子のシャツに入ってみたりします。

でも…どこも安心して長くいられる場所にはならなかったのです。


本当に大切な存在に気づくとき

特にこの数年、「感謝」とか「誰かを思いやる気持ち」というのに
気づくようになってから、自分の中でクリスマス時期に思い出す
作品となっています。

祈り.jpg

あまりに近すぎていつもそばにいてくれている存在が
どれだけ大切な存在だったか。

離れてみないと分からないって事があります。

損得無しに思ってくれるから、厳しい事も言うけど、
でも良いところも悪いところも受け入れてくれる存在って
本当に大切な有難い存在なんだなと、
改めて感じさせてくれる物語です。



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